私は、住宅メーカーに23年、設計事務所を開設して16年になります。その経歴の中で常に住宅の質、供給手法の不透明さに疑問を持ってきました。その問題を解決するために、設計事務所の本筋に立ち戻り、良識ある設計事務所を募り、1997年ハウジングアシストクラブを設立しました。
その改善の目標は、以下の通りです。
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1.重層下請構造(日本の建築業の全て)は、高コスト体質の原因であり、現場で実際に手を動かす人達とお客様との間に距離が出来、常に元請けの恣意的要求(利益確保と無理なコストダウン)に屈することとなる体制と位置付けます。このことが、お客様の不満足に繋がり、場合によっては欠陥住宅に繋がるのです。この体制を打破することが、質の高い、そして、透明性の高い家づくりに極めて重要であると認識する。
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2.日本の住宅の平均寿命は、一説には26年。30年前後の寿命しかありません。このような家づくりは、ライフサイクルコストの面からも環境付加の面からも許されない時代が来ています。現在の平均寿命の倍、50、60年以上、価値を維持し続ける家づくりを目指す。
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3.劣化する素材(集成材、貼リ物の素材、石油製品等)を家から徹底的に排除し、経年で味わいを深める無垢材中心の家づくりをする。このことのみが、家の長寿命化、シックハウス対策の唯一の方策と考える。
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4.【いい家を安く】を求められるのは当然ですが、これを目標に掲げません。
本当に【いい家】は、一定のコストはかかります。私たちが行うことは、間接経費を排除し、適正価格を徹底的に追求した上で原価を公開し、それに必要な経費と利益を計上します。
透明度の高い供給手法を構築します。
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5.設計技術者は、お客様の利益実現のためだけに存在するものと位置付け、お客様の家への思い、夢、そして、こだわりを実現するために、良質なコミュニケーションの構築を図り、情報開示と説明責任を果たし、丁寧に、お客様の立場に立って、計画を進める。
この目標を掲げ、満14年になります。建築業の悪しき体質からの脱却は、困難を極めましたが、この目標は、達成出来たと考えています。
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