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   失敗しない家づくり

『失敗しない家作りとは?』このテーマに関する本、テレビ、雑誌、インターネットでこのテーマに関する情報が氾濫しています。
しかし、その情報の殆どが、供給者サイドからの情報であり、売るための情報に過ぎません。
決して、お客様のサイドに立った正しい情報ではありません。
供給者サイドの一方的な情報で計画を進めたら、現実とのギャップに失望感を味わうこととなります。
このページでは、敢えて「
失敗する家作り」のよくあるパターンをストーリー風にご紹介するとともに問題点・注意点を挙げてみたいと思います。
敢えて言います。
住宅業界はお任せでいい家が出来るほど成熟した業界ではありません。
それどころか、クレーム産業だと嘯いて、我がことを省みない問題の多い業界なのです。
失敗しないためには、自己防衛が絶対必要なのです。
そのためには、もっと基本になる勉強をしなければなりません。
そのためには、もっと正しい情報を収集しなければなりません。
そして、正しい判断が出来るようにしなければなりません。
HACでは、家を計画される方々に正しい知識と正しい情報を提供しようと、16年間以上に渡り、90回以上の【
住宅セミナー】を開催してきました。
失敗したくない方は、是非HACの【
住宅セミナー】にご参加ください。
将来に渡っての幸福の時間とステージを得るために・・・
家作りの新しい姿が見えてきます。


●東京都内の4人家族(父・母・息子・娘)が家の建て替えを思い立ってから、住宅メーカーに依頼し、出来上がるまでを追いかけてみます。

【概況】
 ■少しずつ床が浮いて来てギシギシと鳴るようになった。
 ■この家も築30年近くなって、不具合が目立っている。
 ■床鳴りだけでなく、クロスも汚れ一部剥がれている。
 ■建具も一部ベニアが露出している。設備機器も古くなった。満身創痍である。
 ■構造は大丈夫か心配になる。地震も怖い。
 ■父が、1977年に建てた家を引き継いだ私も、58歳となった。
 ■妻と娘と息子の4人家族。このまま一生住める家ではないようだ。


  <シーン1> 2006年4月1日:自宅にて

父  「家の耐久性からも限界だと思う。建て替えをしようと思うがどうだ。」
母  「どのくらい掛かるのかしら?」
父  「よく言われる坪60万円として、概ね、今の4LDKと納戸を確保して、40坪程度の家なら、2,400万円くらいかな」
娘  「そんなお金用意できるの?」
父  「預金が2,500万円くらいある。退職金が2,800万円とすれば、なんとかなると思う」
息子  「リフォームでは無理なの?テレビで1,000万円ちょっとで見違えるように出来ているけど。」
父  「どうだろうか?リフォームして、それから30年以上大丈夫といえないような気がする。」
母  「確かにこのままでは無理だと思う。建て替えで検討しましょう。」
息子  「僕たちが将来、受け取ってすぐ壊さなければいけない家だけは勘弁してほしい。」
娘  「そうよ、将来はゴミを出せないかもしれないし、壊すのに大金が掛かるようになっていると思う。少なくとも50年や60年大丈夫な家にしてくれれば賛成」
父  「早速、家のことを勉強しよう。皆で情報を集めよう。家族の協力で家づくりをしよう。楽しんで進めることができたらいいね。」
母  「今度の日曜日、展示場へ行きましょう。少しワクワクするわ。」

ワンポイントアドバイス
家族が一体となって家づくりを考える。大変重要なことです。
話し合った家をつくる目的やこだわりは、最後まで持ち続け、妥協しないことを祈るばかりです。
しかし、行動に移す第一歩に「住宅展示場」へ出向くのではなく、せめて半年程度の時間をかけて、情報収集と家づくりに関する最低限の建築知識を勉強してから実行にうつしましょう。



  <シーン2> 2006年4月8日:住宅展示場にて
幸いにも快晴。いつもなら花見に出かけるのだが、今年は家の見学。
近くの展示場に出向くことにした。息子は、仕事で出かけてしまい、母と娘の3人で出かけた。
20棟近い建物が並んでいる。目移りしてどこに入っていいか迷う。
その内に、何か違和感を覚えてきた。すごく立派な建物ばかりだ。街を歩いて見た建物と同じメーカーでも違う建物のようだ。
私たちが計画する家は、もっと小さい。もっと質素で充分。
勇気を奮って、まずテレビでもよく目にするAハウスに入る。
営業マンがピッタリ密着して説明する。対応はにこやかで愛想が良い。



営業マン 「当社は業界最大手です。鉄骨プレハブです。耐震性、防火性に優れており、お客様も安心できる家を提供しています。当然ですが、保証もしっかりとしています。」
母   「耐震偽装の問題も気になるが、やはり高くなるのも心配だわ。」
営業マン 「安全には、一定のコストが掛かります。安いものは安いものなりの家となります。保証もしっかりしています。」
父  「それでいくらくらい掛かるの?」
営業マン 「坪60万円台が目安と考えてください。アンケートにご協力下さい。改めて、資料等を差し上げます。ご提案もさせて下さい。」
一社目が終わり、木造メーカーとツーバイフォーのメーカーを回り見学を終えた。
どこも同じような説明だった。違いを説明して欲しいと要求すると、自社の優位性を強調し、他社の問題点を指摘するばかりだった。
それぞれの言い分の中で他社への評価を信じるなら、一社もまともな家をつくっていないこととなる。混乱するばかりだ。

ワンポイントアドバイス
この家族は展示場に出向くことから始めました。最初の過ちです。
行ったことのある方はお分かりのはずです。営業マンは長所しか強調しません。他社の欠点は言います。
営業マンの言うことは情報としては取るに足りません。
しかし、現実には、多くの方がその取るに足らない情報を鵜呑みにせざるを得ません。結果、押し付けの家づくりとなり、人それぞれの目的やこだわりは、置き忘れてしまうことになります。繰り返します。せめて一定の判断ができるよう事前の情報収集や知識の習得が必要です。




ここまでの問題点・注意点


古くなったとの理由で計画することは理解できます。しかし、その上で、家をつくることの意味や目的・つくる家の在り方・家族それぞれの価値観の調整・そして、将来の家族の姿を明確にすることが大切です。
その前提を整理して行動に移すことです。
唯一、コンセプトとして、将来困る家を残さないこととあります。その方法としてどのように対処するかを明快にするべきです。
そのような家の在り方を営業マンに聞いても答えはありません。短命な家に対しての問題意識が無いからです。
今の家が何故30年程度で壊さなければならなくなった理由を考えて見ましょう。そこに答えがあります。
考え方がまとまらないままでの展示場見学は、むしろ方向性と逆に行ってしまう恐れがあります。
何故なら、営業マンの情報は、自社の優位性を強調するだけで欠点は教えてくれません。一方的押し付けとなるのです。
残念ながら家は完璧商品ではありません。欠点は必ずあります。全てを真に受けてはいけません。
情報開示と説明責任が果たされていない証拠とも言えます。思い立ったら展示場では、メーカーの術中に嵌ります。
坪単価で考えることの危険性があります。坪単価は質のレベルを表してはいません。坪60万円でどのような家になるのかが大切なのです。営業マンの説明の坪60万円を展示場で捕らえたら、大きな問題となってしまいます。
少なくとも、どんな家で、どんな仕様での確認なくして坪単価は全く意味が無いどころか、却って判断を誤ることとなります。
安全にはコストが掛かる。安いものは安いものなりとの営業マンの答えは、ある意味では当たっていますが、本当は、耐震に限って言えば、建築基準法を遵守し、丁寧な施工と監理体制がしっかりしていれば、安全確保は充分クリアします。
むしろ、効率化を図った住宅産業の仕組みは、丁寧な施工と綿密な監理態勢を阻害しているのです。
高いから安心、安いから心配ではありません。
総予算を建築費だけで考えるのは危険です。
このケースの場合、解体工事費・外構工事費・仮住まい費用・引越し費用・カーテン・空調・登記費用・火災保険料等様々な費用が発生します。
このケースの場合、建築工事費の30%近くは、予備費として用意する必要があります。
保証がしっかりしていると営業マンは言いました。保証とは何でしょう?
今では、全ての住宅に10年の保証が義務付けられました。保証の範囲を瑕疵として捕らえるなら、瑕疵の実証は、お客様がしなければなりません。大変困難な作業です。問題の起こった建物を受け取ったことによる精神的苦痛は、保証では補えません。
乱暴な言い方ですが、営業マンの言う保証は小規模の業者と何ら差がありません。
むしろ、保証など必要でないくらいの万全な体制で家づくりを進めるべきです。
5で書きましたように、丁寧な施工と監理体制の構築、そして、密度の高い設計が大前提です。
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