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日本の山を救おう!

日本の山が危機的状況にあります。
日本の国土の70%以上は山林です。
この山林から私たちは、どれほど多くの恵みを受けてきたのか考えなければなりません。

私は、岐阜県の山奥に小さな山林を持っています。戦前、祖父が植林した杉がありました。
父は、その杉で家を建てました。伐採して再度植林しました。父の頭には、私が家を建てる時に使えると考えたのでしょう。
そのように引き継がれてきた山林も、根起こし、間伐等の管理に手の掛かる大変さに比べて、到底、採算が取れない現実があり、
荒れるに任す山が増えています。

私もバブルの頃、ゴルフ場の計画が持ち上がり、渡りに船で貸しています。
今では、芝生の山になってしまいました。
このように、代々、慈しみ育て、受け継いできた山も変貌しているのです。

山が与えてくれた恵みに対しての人間の背信行為は、将来、大きな禍根を残すこととなるのを恐れなければなりません。

考えてみれば、材木は、数少ない自給出来る資源です。その資源を活用せず、北米や東南アジアの木材を輸入しています。アラスカの山は伐採が進み、荒れてきています。そこで伐採した材木の50%は日本に輸入されているのです。使わないことで荒れる山があり、使い過ぎて荒れる山がある矛盾をどのように考えられますか?


日本は戦後、大量に杉を植林しました。廃墟の中から立ち直るには、需要を賄うことが必要だったからです。しかし、住宅産業は、その杉に、見向きもせず、大量の住宅需要に胡座をかき、作りやすく、コストも安い材料として、海外から調達した材料を貼り合せて使うことにより利益を上げて来たのです。


日本の林業を衰退させた原因は、住宅産業の姿勢と仕組みにあると言わざるを得ません。

確かに、住宅の量の充足が大命題であった時代は、そのような家づくりは許容されたと思います。住宅産業がそこで果たした役割は大きいものであったと思います。
しかし、もういいでしょう。
質を求め、環境に貢献し、日本が培った住文化を今一度見直すことが求められるのです。

法隆寺が檜で構成され、1300年の命をもっていること。白川郷が近在の材木を使って200年から300年の命を持ち、世界遺産に指定されたことを考えるべきです。

何故、鉄骨やプレハブや木質プレハブ、ツーバイフォーで家を建てなければならないのでしょう?木造軸組(在来)が集成材で家を建てなければならないのでしょう?どのように考えてもおかしいのです。日本の気候風土に育まれ、歴史を積み重ねた、木造軸組工法を見直し、本来の姿に戻し、国産の檜や杉やヒバを活用することが必要と声を大にして言います。




家を建てたい方に問いかけます。
貴方が木造軸組みを選び、集成材を拒否するだけで日本の山の一つが救えるのです。ビニールクロスを一部だけでもやめて、檜や杉板を使うだけでも、和室の天井板に本物の杉板を使うだけでも、和室の造作材(長押等)に檜や杉を使うだけでも、そして、下地材や物入れの材料を合板から杉に変えるだけでも、多くの山が救われるのです。

工務店に問いかけます。
住宅メーカーとの競争に勝つ方法があります。
住宅メーカーは檜や杉等の国産材の活用のノウハウはありません。また、使う考えもありません。皆さんが供給する家はメーカーと同様の建物となっていませんか?同じ土俵で戦ってはいけないのです。メーカーは利益を優先し、そのための効率的な対応を基本としているのです。木造軸組の優位性を認め、本来の木造軸組に戻し、志しを持って、日本の環境に寄与する姿勢を持つことです。


林業組合と林業家に問いかけます。
林業と山を守る貴方達に敬意を表します。
今のような家づくりを続けてはいけない時代が来つつあります。お客様の求める家の在り方も変わりつつあると思います。貴方たちが慈しんで育てた檜や杉やヒバが必ず必要になるのです。今は苦しいかもしれません。いま少しの辛抱です。どうか守っていただきたい。将来の日本に美しい山を残し、良質な住宅ストックを残すために・・・。


材木会社に問いかけます。
日本の木の良さをアピールしましょう。その地域にある木の有効活用を図りましょう。そして、ネットワークを張って、共に国産材の活用方法を研究開発しましょう。

最後に、住宅メーカーに問いかけます。
最後に呼びかけるのは、期待していないからです。
それでも、国産材の活用について考えて欲しい。住宅メーカーは、日本の家の60%以上を供給しています。今までのメーカーの対応や姿勢が、この問題を引き起こしたのです。その反省に立って、社会的責任を認識して欲しいのです。



HACは、長年、家の質の向上について考えてきました。
そのプロセスに中で、行き着いた結論は、やはり、木造軸組の優位性でした。
しかし、木造軸組の優位性があるのにも拘わらず、集成材を使い、ビニールクロスで覆い尽くし、貼り物の材料で作るなら、ツーバーフォーであろうが、プレハブであろうが、どの家も変わりがないことになります。
そして、それぞれの平均寿命が30年にも満たない現実に視点を注ぎ対策を考えました。結論は簡単なものでした。土台に青森ヒバを使い、構造柱に檜を使い、そして、経年で味わいを深める無垢材中心の家づくりを推進することでした。そのような家づくりは必ず、50年から60年以上価値を維持し続けます。木の育つサイクルと合致するのです。その前提に立ち、今以上に考え方を進めようと考えています。
HACは、年間僅か30棟から40棟の小さな組織です。それでも社会的責任を認識して貢献できることがあります。蟻の一穴から変わることもあると思います。地方の林業組合や材木会社、そして、志しある工務店の方々と手を組み、共同で商品の研究開発を進め、少しでも、山を守ることに寄与したいのです。少なくとも、HACの中に研究会を設け、活動を始めます。

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